蛇口の水漏れ!お風呂の修理は自分でできる?
お風呂の蛇口やシャワーからポタポタと水が漏れ続ける。量は少なくても、水道代への影響や、絶えず聞こえる水滴の音は精神的なストレスになります。このようによくある蛇口の水漏れは、実は原因の多くが内部の小さな部品の劣化であり、専門的な知識がなくても自分で修理できるケースが少なくありません。業者に依頼する前に、一度DIYでの修理に挑戦してみる価値はあります。蛇口の水漏れで最も多い原因は、内部にある「パッキン」や「カートリッジ」という部品の経年劣化です。パッキンはゴム製のリングで、部品同士の隙間を埋めて水漏れを防ぐ役割を担っています。これが長年の使用で硬くなったり、ひび割れたりすることで、水が漏れ出してくるのです。修理の手順は、まず必ず止水栓を閉めて水が出ない状態にしてから始めます。次に、蛇口のハンドルやレバー部分のネジをドライバーで外し、カバーを分解していきます。すると、内部に古いパッキンやカートリッジが見えるので、これをレンチやプライヤーを使って取り外し、新しいものと交換します。新しい部品は、ホームセンターなどで購入できますが、必ずお使いの蛇口のメーカーと型番を調べて、適合するものを用意することが重要です。型番は蛇口本体にシールで貼られていることが多いです。部品を交換し、逆の手順で元通りに組み立てたら、止水栓をゆっくりと開けて水漏れが止まっているかを確認します。ここまでの作業に自信がない方や、分解してみたものの構造が複雑で分からない場合、また、部品を交換しても水漏れが改善しない場合は、無理をせずプロの水道修理業者に依頼するのが賢明です。自分で修理を試みる際は、あくまで自己責任で行うこと、そして無理は禁物ということを忘れないようにしましょう。