冬の寒い朝、蛇口をひねってもお湯が出ない…。それは、給湯器が凍結してしまったのかもしれません。給湯器の凍結は、生活に大きな支障をきたすだけでなく、給湯器本体の故障や、配管の破裂にもつながる可能性があります。ここでは、給湯器が凍結する原因と、凍結した場合の症状、そして凍結を防ぐための対策について、詳しく解説します。まず、給湯器が凍結する原因は、外気温の低下です。特に、夜間から早朝にかけて、気温が氷点下になると、給湯器の配管内の水が凍結しやすくなります。給湯器の配管は、屋外に露出している部分が多いため、外気の影響を受けやすく、凍結のリスクが高いのです。また、給湯器を長期間使用しない場合も、凍結の危険性があります。給湯器を使用しない間は、配管内に水が溜まったままの状態になるため、気温が低下すると、凍結しやすくなります。給湯器が凍結した場合、最も分かりやすい症状は、お湯が出なくなることです。蛇口をひねっても、水しか出ない、または、全く水が出ない、という場合は、給湯器が凍結している可能性が高いです。また、給湯器のリモコンにエラーコードが表示される場合もあります。エラーコードは、メーカーや機種によって異なりますが、凍結を示すコードが表示された場合は、凍結の可能性が高いです。さらに、給湯器の配管から水漏れしている場合も、凍結が原因である可能性があります。配管内の水が凍結すると、体積が膨張し、配管に亀裂が入ったり、破裂したりすることがあります。これらの症状が見られた場合は、給湯器が凍結している可能性が高いです。早めに対処し、被害を最小限に抑えましょう。